デュク→ユリ
**突然の告白
「……なん、で?」
心底、そう思ったのだろう。
目を丸く見開き、疑問を投げ掛けてきた青年は此方を見詰めたまま離さない。
「――知っていて欲しかった」
久しく忘れていた感情を。
他に抱く筈が無いと、抱きたくもないとさえ思っていたものを。
嫌悪感ばかりだったそれが、世界の色を変え、美しく魅せるこの思いを。
ただ、知っていて欲しかった。
それだけの理由で、脈絡無く口にした。
――それだけ。
「だから、気にしなくて良い」
まだ、困惑を顔に映したままの青年に、それだけ伝えた。