帝光 赤黒
 










**物語の続きは、赤いマークのあとで



「どうしてオレを見てくれないのかな」

 ぽつりと赤司が溢した言葉を、うっかり黒子は聞いてしまった。
 しかも、うっかり本に向けていた視線を赤司に反射的に移してしまっていた。

「聞こえたか?」

 にっと笑う赤司。
 惚ける事は不可能だと黒子は自分の迂闊さを呪った。

「……そう、ですね。でも、ボクに聞くのはお門違いですよ」
「ふぅん、それは何故かな。オレはそう思わないけど?」

 ぎしりと赤司が寄りかかった椅子が鳴る。

「その根拠はなんだ?」

 口元に笑みを浮かべて問う赤司から、黒子は視線を落として再び本に向かった。

「……どうせ、君はもう答えを出しているんでしょう?ボクがどうこう言って変わるものはありませんから」
「さてね」

 くすくすと笑い声が耳に届く。
 そのせいかなんなのか、本に集中できない。
 一文字も読めない状態でも、黒子は本から視線を離さなかった。
 いくら見ても内容は頭に入ってこない。
 しかしこのまま同じページを見続けているのは悔しくて、ページを意味もなく一枚めくった。
 パラっ。
 赤司の笑い声が丁度聞こえなくなり、しんと静まった。
 ほんの一瞬だけ。

「――まあ、どちらにせよ答え合わせをしなければ点は取れないし、模範的回答さえわからない」
「、あっ」
「それじゃあ先に進めないと思わないか?」

 本が浮いた。

「返してください」

 手にあった本は赤司の手に渡っている。

「もう読んでないだろう」

 わざわざページをめくり直し、赤司は栞を挟んで本を閉じた。

「さあ、答え合わせをしようか」







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相変わらず私の書く赤司様は優しい
感覚を研ぎ澄まして自分の妄想をプラスして読んでくださいね←
赤黒というより赤→←黒もしくは赤→黒でしたが いいよね赤黒で←