赤→黒
ちょっと暗め
赤司様にとっては 普通の話
黒子にとっては 非日常な話
なんて言えばいいかわからないけど
ほのぼのとは程遠い
一方通行で重々しい
赤→黒
いいですか?
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「あかし、くん」
テツヤが喋る。
「なんだい、テツヤ」
ようやく雑音が消えた事に、僕は喜びを隠せない。
鼻につく臭いなど気にならないくらい。
「なにを、して、るん、で、す……か?」
「なにって、見てわからないか?掃除だ」
彼の声にノイズは無いのに、何故か彼の声は不鮮明で不明瞭だ。
それでも僕はこの今が嬉しくて、幸せで、いつもなら咎める事も気にならない。
「そうだ。テツヤも手伝え」
元々、この部屋を汚したのは彼と言っても過言ではない。
僕は持っていた雑巾をテツヤに渡そうとした。
けど、
「ああ、やっぱり駄目だ。汚れてしまう」
既に汚れきった雑巾を持たせるのを寸前で止めた。
それから、掃除を一緒にしてもテツヤが結局汚れてしまうだろうことに気付いた。
それくらいここは汚れにまみれた酷い部屋になっていた。
元々汚物しかなかったけれど。
「テツヤ、そこのゴミ袋を取ってくれ」
できる限り汚れないだろう作業を思い付き言えばスローモーションのようにゆっくりと動くテツヤ。
のろのろと、流石に遅いと文句を言いたくなる動作だが、時間はたっぷりあるんだと寛大な心で思い直した。
そう、これから先。ずぅっと。
床に散らばったゴミの一つを拾い上げて、ゴミ袋を広げて固まっているテツヤに近づく。
掃除はコレでもう充分だろう。
他人の部屋の掃除なんてそんなものだ。
寧ろここまで綺麗にしてやったのだから感謝して欲しいくらいだ。
一体誰にかなんて知りはしないけれど。
「そういえば、言うのが遅くなってしまったけれど」
ぼとりとゴミ袋にゴミを入れて、本当に今更の台詞を吐く。
「洛山においでよ」
もういいだろう。放し飼いはここまで。
もちろん家は用意するよ。君の帰るべきところを。
「もう充分楽しんだだろう?」
なかなか物分りが悪くて、なかなか時間がかかったけれど、もう彼を楽しませるものなど、引き止めるものなどここには無い。
彼も充分わかっている筈だ。
彼は馬鹿ではない。
「」
唇が震えて、何言かを呟いたように見えた。
勿論それは了承の言葉だろう。
それ以外は認めない。
「テツヤ、行こう」
未だに赤黒く汚れたゴミ袋を持つ彼の震える手を無理やり取った。
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相変わらず私の書く赤司様は優しい
でも犯罪はしちゃいけないと思います
そんな話でした
病んでるわけじゃないんだ よ?