高校 黄→黒
思いっきり残念なきもちわるい黄瀬とかわいそうな笠松先輩










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「むふ、むふふふふへっふへへ、ふひっ」
「キモイ」

 部室でにやける黄瀬を容赦なく蹴れば痛いっスと悲鳴を上げる。

「マジキモイ、帰れ」
「え、いいんスか!?」
「なわけねーだろ馬鹿が」
「ぇええ〜」

 ひどいひどいと少ない語彙で非難する黄瀬に嘆息する。

「つか、マジその締まりの無い顔すんの止めろ。キモイ」
「あーっ!三回もキモイって言ったスね!コレでも顔には絶対の自信があるんスよ!!なんたって黒子っちが褒めてくれたんスからね!」
「あーそー」

 でた黒子っち。
 先日行ったその黒子っちが入った誠凛高校との練習試合でも何度もその名を聞いた。
 帝光中バスケ部出身「幻の六人目」。
 実際にその力は確かに味方であれば頼りになるものだ。
 まぁ、パスとスティールくらいしか役にたたなそうだが、戦況を変える「シックスマン」としてはかなり重宝できるだろう。
 誠凛は何故か「シックスマン」としては使っていないようだが。
 新設だし、恐らく即戦力を期待しているんだろう。
 確かにフルでは使えないものの、いるといないじゃ攻撃力が違う。
 だけどうちで使うなら確実に「シックスマン」だな。
 ……、とつい考えてしまうのはこの馬鹿のせいだろう。

「黄瀬君は顔だけはいいんですからってうふふふっ!あー黒子っちったら今からでも遅くないのになぁ〜、ねぇ!いいっスよね、転校してきてくんないかな〜。やっぱ一緒にバスケしたいっスー」
「はー」

 事あるごとに、一日の部活中確実に二回以上は「黒子っち」の話題を出す黄瀬はマジウザイ。
 この前の練習試合からは余計に酷くなっている。

「つかマジ、その顔キメェ。いい加減にしろ黄瀬」
「えへへぇ〜、無理っスよぉ〜っ」
「気持ち悪い」
「キモチワルイ!?キモイよりさりげに心が痛いんスけど!?」
「キモイキショイきもちわるい。なにがあったんだか知らねぇけ」
「それがですねぇ聞いてくださいよ!!!!!」
「……」

 聞いて欲しかったのか、コイツ。
 いままでやたらウザくしていたのは気を引くためか畜生やられた。
 思っている間に笠松が話を聞いてくれると勘違いした黄瀬が気持ち悪さ全開の、女子に「きゃーっ、かっこいいっ!」と言われるような顔とは180度違うことだけは確かの言葉では表現しにくい顔で、手に持っていた携帯を胸に抱きしめ言った。

「さっき黒子っちからメールが来たんスよ!しかも返信時間四分四十四秒!ゾロ目っスよ!まじ黒子っち凄いっス!狙っても送れないっスよねゾロ目なんて!しかも内容は黄瀬君相変わらずウザイですだって!!!きゃっ、オレ幸せすぎて死にそうっス!!!!!!!!」

 なにが「きゃ」だなにが。
 つか、それ、幸せになれる要素どこにあんの。
 ドン引く笠松を横に、暫くの間黄瀬は一人フィーバータイムを迎えていた。






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そこかしこに黄瀬の萌えポイントは含まれております
笠黒もいいよとこのタイミングで言っておく←
というかPG×黒子いいよ←←