帝光 青黒










**空=君



 ぼんやりとしていたら、いつの間にかすぐ近くに青峰が居た。
 青峰はぼーっと空を見上げたまま立ち尽くしている。
 どうかしたのだろうかと様子を窺っていると、ぼーっとした顔によく似合うぼーっとした声で名前を呼ばれた。

「テーツー……」
「なんですか?」
「うおっ!?居たのかよっ!」
「居ました」

 予想外の反応に首を傾げる。
 ぼーっとはしていても自分を認めて声を掛けてきたと思ったのに、今の反応はまるで自分がここにいたとは知らなかったように見える。
 しかし呼ばれたからには何かあるのだろう。

「それで、なんか用ですか?」

 黒子が尋ねると、青峰はバツが悪そうに頭を掻いた。

「あー、わりぃ。なんでもない」
「なんですかそれ」
「だってさぁ、しょうがねーじゃん」


 空がキレーだからさ。


「……どういう意味ですか」
「え、わかんね?」
「わかりませんよ」

 呆れたように言った黒子に、青峰が納得いかないと言うが「用がないならもう行きます」と黒子は青峰を背に歩き出した。
 途中、澄んだ青空を見て思ったのは未だ後ろで「わっかんねーヤツだなぁ」と言っているバスケ部のエースの事で、やっぱり青峰君とはバスケ以外合わないなと溜息を吐いた。
















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空を見て思うのはお互いだって話
いつもの十倍わかりやすい話な気がするよ!がんばった私!
しかしすれ違い←だがそれがいい