みこんびとロイドの幸せ家族計画

本編軽く無視は今更だけど改めて言います
本編軽く無視←大事なこtry

こんな始まりはどうでしょう?

 

 

 

**幸せ計画

 

 手を重ねて、指を絡めて握る。
 ぎゅっと握り締めたり、力を少し抜いたり、一度ほどいて握り直したり。

「ねぇ、どうしよう」

 にぎにぎと手を動かすコレットが困ったようにポツリと呟いた。

「なにが?」

 野原に寝そべる三人。
 夢の中にいるロイドを挟んで反対側にいるゼロスが小さな声で聞くと、コレットは顔も声色も真剣そのもので言った。

「ロイドが好きすぎて、どうにかなっちゃいそう」

 どうしよう。
 と、またも言ったコレットにゼロスは応えた。

「じゃあ、どうにかなっちゃえよ」

 一瞬だけ目を見開いたコレットは、ふわりと笑った。

「ゼロスは?」

 楽しげにそう言うと、ゼロスも柔らかな笑みを刻んだ。

「オレはもう、とっくにどーにかなっちゃってるもん」

 でしょ?
 同意を求められてコレットは小さく声を立てて笑った。

「ふふふっ。そだね」
「だーしょ?」

 ロイドを起こさないように小さな声でヒソヒソと話しているけれど、二人にはちゃんと聞こえている。
 ふと、コレットが笑うのを止め、またも顔を引き締めた。

「……ねぇ」
「うん?」

 ゼロスが先を促すと、とろんと顔を弛めた。

「ロイドと、一緒に暮らしたいね」

 幸せそうに微笑むコレットはきっとそのことを思っているのだろう。

「……暮らそっか」
「え?」

 こてんと首を傾けコレットはゼロスを見た。

「三人で、さ」

 同じくこてんと首を傾け二人の視線が合う。

「……考えたこと、無かった」
「オレ様も、今まで考えたこと無かった」
「それって……すごく、幸せだね」
「ちょーっと、ヤバイくらいにな」

 くすくすと笑うと、今度は二人して真剣に考え始めた。

「ロイドは、平気だよね?」
「問題はあの天使サマだな」
「だね」
「とりあえず、先に家決めちゃおうぜ」
「そんなに広くなくていいよね?」
「まぁ、それなりで……一戸建て?」
「わぁっ、すてきだね」

 きゃいきゃいとはしゃぐ二人は、ロイドが起きるまで、考えるだけで幸せな計画をずっと練っていた。