ほんのりくらい?

 

 

**オレとお前は違うよ。違いすぎるほどにね

 

「例えばさ、綺麗に咲いてる花を見て、どうするか。それが問題なんだよ」

 わかるかい?と軽い調子で尋ねられたロイドは首を捻った。

「全然」

 わからない。応えたロイドは続けて不思議そうに言う。

「綺麗な花なら見てるか、摘んで誰かにあげるとかするんじゃないか?」

 一緒に見ても、摘んであげてもコレットなら喜びそうだ。
 ふとそんなことを思ったロイドに向かってゼロスは嗤った。

「残念」

 ゼロスの答えを聞くことはなかった。