**精一杯の照れ隠し




 ダンっ!
 叩き付けた机が一瞬しなった。

「なんだよそれ、なんの冗談だ」

 声を低めて言うと、ロイドはゴメンと謝った。

「もう一度言ってみろよ、ロイド」
「悪い……変、……だよな。オレ、男なのに、ごめん……、言いたかっただけなんだ、忘れていいから……」

 くだらない前置きを入れてから、ロイドは言った。

「オレ……、ゼロスが好きなんだ」
「ふざけるなっ!」

 オレは叩いても壊れない邪魔な机を乗り越えた。

「オレ様は愛してんのにっ!ただの好きなのかよハニーっ!!!!」

 抱き締めたら、物凄い力で抱き締め返された。