現代パラレル(略して現パラ
たぶんゼロスじゅうにさい
たぶんロイド君じゅーななさい例によって例のごとく裕福な家庭のゼロス君
両親義母存命 至極悪い関係例によって例のごとくダイクさんの養子のロイド君
だけど高校に入ってから一人暮らしを始めて 部活とバイトとその他を頑張って両立してる
勉強は両立するつもりがない
そんなロイド君がそういうゼロスくんを拾う話が書きたくなっただけなのですよ
おけ?
**オレとお前とそれから――。
しんとした公園に、一人子供がいた。
「もう、日がくれるな」
子供は年不相応の笑みを浮かべながら白い息を吐き、ぼそりと呟く。
辺りは真っ赤に染まっていたし、東の空は微かに紺色になっていた。
季節は冬。
この時間になると冷えきった風が背筋と言わず全身を凍らせるかのような寒さが襲う。
子供――ゼロスは明らかに上等の物なのにもかかわらず、手にとるものを間違えたのか風の子を主張したいのか羽織っていたのは薄手のコート一枚だった。
それもそのはず、最初は親に連れられてほんの少し遊ぶだけの予定だったのだ。それが、昼前のこと。
昼過ぎに、¨急用ができた¨親に「待っていて」と言われたゼロスは幼いながらもわかっていた。
自分は捨てられたんだと。
別に、その事に普通抱くべき感情はなんとも思わなかった。
寧ろよくここまで育ててくれたものだとも感心する気持ちだった。
ただ一つ捨てられた自分の気掛かりといえば義妹のことだったけれど、どうせ自分は死ぬんだし義妹も自分がいない方がいいはずだから考えても無意味だと早々に考えるのをやめた。――静かだ。
どこかでカラスでも鳴いてそうな空の色なのに、何の音もしない。
周りにいた見知らぬ親子らも一組残らずいない。
この寒さの中、こんな薄着で凍え死ぬのはわかっていたけれどそれをどうにかしようとは考えず、ただ今の自分の体温は高いのか低いのかと無意味な事を考えた。
生きようと必死に血液を循環させて体温を高めているか、変温動物のように外気温に体温を合わせようとして下がっているのか。
なんてことはほんとうに無意味な考えで、答えは既に出ていたけれども感覚のない手で頬を触りどうなのかと真剣に考えていた。
その時。「一人なのか?」
今までの自分一人だった公園にもう一人現れた。
自分より10も年離れてないだろう。
竹刀を肩に背負った少年が目の前にいた。「そ、独りなの」
この年になる前から今まで幾らでも浮かべた笑顔はもちろん作り笑顔だったけれど、最近ではもうこれが¨ホントの笑顔¨になりつつある気がする。
「……一緒に来ないか?」
「は?」暫くゼロスを見つめていた少年は口を開くとそう言った。
あんまりにも唐突で、突拍子も脈絡もない言葉にゼロスは呆けた。「一緒に、来ないか?」
もう一度同じ台詞を吐かれ、差しのべられた手をゼロスは何故か掴んでいた。