**心地よい静けさ
「おろ?」
「……」自分の背中にずっしりとなにかの重さを感じて首を捻ったゼロスの背中には、ロイドが背中合わせでのし掛かっていた。
「どーしたのよロイド君」
「……」
「ロイドくーん?」
「……」
「……」呼びかけても無言のロイドにゼロスは仕方なく付き合うことにした。
しばらくそのままぼんやりしていたら、ふぅとロイドが大きなため息を吐いた。「……ごめん」
ゼロスは自分の口元が綻ぶのを感じた。
「どーいたしまして。愛しのハニーの為ならなんでもやっちゃうわよオレ様」
「……ハニーって呼ぶなよ」
「嬉しいくせに」頭だけ仰向けて、こつんと頭同士を軽く当てたらまた静かになった。