**明かり

 

 昔、一度だけ言った事がある。

「どうして私が神子なんだろう」

 三人で遊ぶのが当たり前になって、三人で笑うのが当たり前になったころ。
 16でお別れしなくてはいけないことがとても悲しくて、つい口が滑ってしまった。
 たぶん、隣にいたのがロイドだけだったからかもしれない。
 いつもいつも、初めて会った時でさえ助けてくれたロイドに、甘えていたのかもしれない。
 その時のことは酷く曖昧で、何度か言葉を交わしたのは覚えているけれど、ちゃんとは覚えてない。
 ただ、最後にロイドが言ったことと、

「けど、コレットがコレットとして生まれて来てくれて、友達になれて、オレは嬉しいよ。だってすぐに会えたし、コレットの友達第一号になれた」

 心に小さな明かりが灯った気がしたのをよく覚えてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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もし神子であってもそうでなくても
友達になってたよ
けど、――