仲の悪いみこんび

ちょい 暗い

ロイドくんの取り合い前提

 

おけ?

 

 

 

**誰がお前なんかにやるものか

 

「ねぇ、コレットちゃん。コレットちゃんの一番大切なものオレ様に頂戴よ」

 きょとんと目を丸くしたコレットは頭の中で反芻したあと、にこやかに頷いた。

「いいよ」
「へぇ。いいの?」

 その反応が意外で聞き返したゼロスにコレットはコロコロと笑った。

「わたしの命でよければあげるよ」
「あらま」

 予想とは違ったその『一番大切なもの』を掛けて世界を救おうとした彼女に、随分と軽い大切なものだなと言えばコレットは微笑んだ。

「代わりに、わたしにもちょうだい」
「……なにを?」
「わかってるくせに」

 ぷくっと頬を膨らませたコレットは可愛らしいよりも憎らしい。

「わたしが一番欲しいもの、だよ」
「……ハッ。コレットちゃんがそれを言うの?」
「駄目かな?」

 にこにこと小首を傾げたコレットにゼロスは笑ながら応える。
 返されたゼロスの言葉にも、コレットは笑顔を崩さなかった。