コレット
永続天使性無機結晶症
時のはなし

ちょい暗い?

明るくない
ほのぼのでもない

 

 

 

**罪悪感幸福感征服感虚無感

 

「触っても、いいか?」
「……うん」

 ロイドの手がゆっくりとソコに置かれた。
 今、ロイドの手は冷たいのだろうか、温かいのだろうか……わからない。
 自分の方が温かいのかも冷たいのかもわからない。
 恐らく、ソコは冷たいんだろうけど。

「……っ、ごめん」

 気付かなくて、ごめん。と消えてしまいそうな声を出したロイドの目は潤んでいた。

「ううん。謝らないで」

 わたしが、知らないでいて欲しかったの。わたしの我儘なの。

「ロイドは悪くないんだから」

 悪いのはわたし。世界を救えなかったわたし。

「ロイドに内緒にしてたのはわたしなんだから」

 気持ち悪いと言われたくなかった。拒絶されたくなかった。
 ロイドは優しいから、そんなことはなかったけれど、怖かった。

「いつもみたいに、笑って?」

 ぎこちない笑顔を浮かべたロイドに、なんとも言えない感情が過った。