下町時代
12〜4歳イメージ

 

**いつもいつも

 

「ユーリはほんとに強いね」
「……お前が言うのかよ」

 いつもの如く、些細なことで言いあいして、なんだかんだもめた後。
 いつものように、いざ決着を付けるため勝負したら、結局フレンの勝利に終わってしまった。
 そんな直後にいうもんだから、これはただの嫌みとしか思えないわけだけれども、相手がフレンじゃしょうがない。
 ただ、思ったことを素直に言ったんだろうなと色々諦めた。

「なんでそんなに強いの?」
「なんでって言われてもなぁ……」

 じゃあなんでお前は強いんだよと逆に聞いてみたらにこやかに返された。

「ユーリにだけは、絶対に負けたくないからね」
「なんだよそれ」

 思わずむくれっ面をしたユーリにフレンは「だって」と続ける。

「好きな人の前で負けたらカッコ悪いでしょう?」
「負けっぱなしのオレの立場はどうなるんだよ……」
「えっ!!それって……っ!!!?」

 顔を赤く染めたフレンがカチコチに固まった横で、ユーリは自分達にズンズンと歩み寄る自称『みんなのおねぇさん』からの説教を思って、いつものようにふかーいため息を一つ吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソララの中でこれは
フレ→ユリ→宿屋の女将さん(お姉さん)