現代パラレル

寂しがり甘えたがりわがままユーリとあまいデューク

付き合ってる二人


オケですか?





**



 ぎゅむっ。
 目端に映った白いウサギのぬいぐるみを抱き締めてみた。

「……」

 求めた反応はもちろん返ってくることはないし、もこもこのそれに感じる温もりはなにか冷えていた。

「……ダメだ」

 虚しくなって放り投げた。
 手放したそれを見詰めること数分、ユーリは携帯を取り出した。

《今すぐ会いたい寂しいお前はオレを殺す気かバカ早く来いキスして抱いてあいしてこなきゃきらいになってやるおしかけてやるおしたおすぞこのやろー》

 えいやとメールを送った後、無意味に携帯を弄ってごろごろしてるとしばらくしてからようやく返ってきた返信。

《待ってろ》

 その一言に満足して、床に転がっていたぬいぐるみを拾い上げ、抱き締めながらベッドに転がった。
 いつの間にか閉じていた目を開けば、でかい白ウサギが自分の身体を抱き締めていて、コラと叩いて起こした。

「なにしてんだ。遅い、ずるい」
「まだ夕時前だ。先に寝たお前が悪い」
「勝手に抱きつくな。オレがアンタを抱き締めんの」
「つい先程抱いてと言ったのは誰だ」
「誰だろうな、オレは知らない」
「白々しい」
「言ってねぇもん」

 ぎゅっと胴に腕を回せば、ぽんと頭に手を置かれ、さらに暖かい肌に肌を寄せて引っ付いた。

「……早くしろよ」
「なにを?キスを?抱き締めて欲しいのか?それとも今度はなんだ」

 考えるまでもない。

「ぜんぶ」

 あまいデュークはそれをすぐに叶えてくれて、オレはいつものようにその甘さに酔った。