人間デュークと始祖の隷長ユーリ




**やっぱりここにいて欲しい




「アンタはそのままでいいと思う」
「何故?」
「いや違うな。そのままでいて欲しい」

 だから、間違ってもこっちにくんなよと青年は言ったが、私は首を振った。

「おい」

 不満げに声を上げた青年の投げ出された手を軽く握る。

「寂しいだろう?」

 指を絡めてより強く握り込むと、青年は顔をほのかに赤らめポツリと溢した。

「………………反則」

 項垂れた彼の旋毛に口付けを一つ落とせば、痛いくらい手を握り返された。