人間嫌いに絡む青年




**話をしよう



「お前と言葉を交わす気はない。見据えているものの違う私達にそれは無意味だ」
「そうか。なら、世間話でもするか」
「なに?」
「例えば、この間カプワ・ノールに行ったら、ある夫婦に二人目の子供ができたって喜んでてさ。うちのボスがお祝いしようって言い出してな。祝品の用意に色々と苦労したんだぜ」
「……」
「そういう祝い事んとき、お前なら何を選んでやるんだ?」
「私が答える必要はない」
「必要不必要じゃねぇよ。オレが聞きたいだけ」

 人間のアンタにさ。
 青年は言うと下らない世間話を続けた。