付き合ってる二人
R15
--------
リバ要素有
微エロ
--------
年齢制限付ける程じゃないと思いたい
けど一応、付けました
苦手な人は退避願います
おけですか?
**酒に溺れて明かす
デュークって、酒には弱いかな?
気になったら即実行。
ユーリは大量の酒を用意した。
「たまにゃいいだろ。一緒に飲もうぜ」
そう誘いをかけて、早数時間。
「――お前、酒強いんだな」
「そうか?」
言いながら杯を傾けるデューク。
ユーリはちぇっと小さく溢した。
「空気読まねぇ奴だなぁ……」
正直。
正直な話。
酒に酔ったところをイツモの仕返しでイタズラしてやろうかと思っていた。
男同士だが恋人同士で、肉体的関係も持つ上で、常は女役をユーリが担当しているが、やはり男として悔しいものが少しある。
幾度となく立場を変えようと奮闘したものの、報われずに組み敷かれる日々。
酒の力を借りればイケるかとも思ったがとんだ間違いだった。
酒には強いと自負していたが、その自分よりもデュークは強そうだ。
まったくいつもと変わり無い。
「なぁ、なんともねぇの?」
「なにが?」
「なんか熱いとか、ぐるぐるするとかさ」
「そうだな……」
くいっとまた一杯煽ると、デュークはふぅと一息吐いた。
「……少し、熱い気がする」
おっ?
と、ユーリは身を乗り出した。
「熱い?」
「あぁ……」
はぁ……、と息を吐き出すデュークに心の中でガッツポーズを取るユーリ。
よくよく見てみれば、変化がないと思っていた顔にも少し赤みが差しているし、目元も潤んでいる。
邪な思いがユーリの中でじわじわと広がる。
「……熱いんだったら、脱いだ方がよくないか?」
「そう……だな……」
どこか震えたような声。
普段より緩慢な動作。
これは――いいかもしんねぇな、っと。
常は見られないデュークの変化に、ユーリは己の昂りを感じていた。
「オレも手伝ってやるよ」
「む……」
上着に手を掛け、留め具を外していく。
徐々に露になる白い肌に興奮しないわけがない。
「……時にユーリ、」
「うん?」
「ちゃんと飲んでいるのか?先から手を付けてないではないか」
「心配しなくても後で飲むよ」
今はお前を喰いたい。
と、すべらかな肌に口付けを落とす。
ピクリと震えた身体に笑みを溢し、手をそっと移動させている時。
「……冷てっ!」
頭から冷たいものが降り注いだ。
「それはいけない」
ついでデュークの窘めるような声。
見れば片手に空の杯をこっちに向け持っている。
アルコールの匂いが強く増した。
「ぁ、ちょっ、デュークっ、人に酒ぶっかけんなよ」
自らが濡れた事も合わせてそう判断したユーリは咎めるよう言ったが、デュークは聞かなかった。
「もっと飲んだ方がいい」
「ちょっ!」
ばしゃっ。
今度は胸元から思いっきり掛けられた。
元々残っていた量の少なかった一瓶も空になった。
「おいおいっ、何考えてんだデューク」
「まだ有るぞ」
「ぅわっ!っ、せめてグラス寄越せグラス!こんなんじゃ飲めねぇよっ」
「ユーリ、濡れてる」
「お前のせいでなっ!」
「……濡れてる」
「だからお前のせい、で、?」
視線がずれた。
頭ごと下に向いたデュークを追い、下を向く。
思いきり振り掛けられた酒が下肢まで濡らしている。
そこに、
「……勿体ない」
「 え゛」
ちゅぅうっ。
「っ!」
吸い付いた。
「ちょっ、たんまっ!デュークっ!」
「ユーリからは酒が出るのか?」
「出るか馬鹿っ!」
「でも、ちゅぅっ、濡れてるし、味も……ん、する」
「ぁっ、馬鹿っ、そこ……んくっ」
ピンポイントで刺激を受け、震え上がる。
ズボンの上から吸われ、舐められ、何故か甘噛みまでされたらもう――。
「ユーリも良くなってきたか?」
テントを張る局部を愛し気に撫でる姿が視覚から精神を犯す。
「……っ、……ぅ」
当初の予定と微妙に逆の立場になってしまってるのに、浅ましくも興奮してしまっている自身に悔しさやら情けなさを感じる。
「私も今、凄く気分が良いんだ」
顔を上げたデュークはふわりと笑んだ。
しかしその口許は唾液で濡れ光り、無垢のような笑顔も淫猥に変わっていてドキリとする。
「今ならユーリを腹を全て私の白いので満たす事も裏四十八手も全部出来る気がする」
「……は?」
酔いに流され掛けていたユーリは、聞き捨て難い台詞で醒めた。
寧ろ青ざめたに近い。
「ぇ……、ちょ、今なんつった?」
聞き間違えであって欲しい。
なんだかまるで普段のデュークからは出そうにない台詞どころか、想像も付かない猥言だったように聞こえた。
「ずっとやりたかったんだ。私もお前も元気だから、しよう」
ふわふわと、天使かなにかのような極上の笑みを浮かべて笑うデュークだがしかし、濡れて張り付く前を断りもなく寛げ始める姿はただの盛った獣かなにかだ。
もし、もしも、さきほどの言葉が気のせいや聞き間違い等ではなかったら……。
無理。絶対、色々、無理。
これから始まるであろう行為に、未だかつて感じたことの無い恐怖を感じる。
「ま……っ、待てデューク!」
ユーリは忍びもしない手を剥がそうと掴んだ。
――ビクともしない。
「く……っ、お前は今酔ってるんだ!落ち着けっ!早く寝た方が良い!早まるなっ!」
捲し立てるユーリにデュークは緩慢に首を傾げた。
「何故……?」
「今は良くても、後で気分悪くなるかもしんないだろ、なっ?とりあえず今日は寝よう」
「うむ、一緒に寝よう」
「違うっ、そういう意味じゃない!」
「誘ったのだからユーリが大丈夫だ」
「お前自分で何言ってるかわかってんのか?支離滅れ、っん」
「大丈夫だ。ユーリも元気だから」
「あっ、だからばかっ!やめ……っぁ、んく……っ」
「……………………部屋、変えるか」
「……頭が痛い」
「……」
「だるい……」
「……」
「アルコールはこんな症状も出すのか……」
「……」
「しかし……可笑しなところで感じる筋肉痛は何故だ?」
「……」
「寝違えたのか……?」
「……」
「ユーリ、なにか知らないか?」
「……二度と酒なんか飲まなけりゃきっと平気だろ」
「そうか。やはりアルコールのせいか…………ユーリは平気か?」
「そう見えるなら病院行ってこい」
「…………何故怒ってるんだ?」
「……」
夜明けて。
もう二度と酒なんか飲ませるものかと心に決めたユーリがその胸の内を明かすことは恐らく無いだろう。