頭の中身が残念な高校生デューク
「十年くらい前から」設定



おけですか?






**年頃の話




「……」

 とある店に足を運んでみると、ある品が自分の目を奪い、釘付けた。

「……」

 選択肢は二つ。
 買うか、買わないかどちらかだ。

「……」

 じっとそれを見詰めたまま考える。
 いや、妄想と言えよう。
 思い浮かべるのはまだ小学生の想い人。
 女の子のように愛らしい顔立ちだが、意地っ張りで生意気でやんちゃな可愛い片想いの相手。
 ユーリ。
 自分と同じ性別で自分と同じモノが付いていて、自分とは八歳も年が離れているが、それでもこの世の誰よりも好きだと中学の頃から自覚している相手。
 残念ながらこの想いは一方的なもので、今のところそれを伝えるつもりもない。
 が、しかし、妄想するのだけは自由だ。
 例えば今目の前にある玩具の手枷。
 これでユーリの自由を奪う。
 なにをするのかと不思議がるユーリに快楽をゆっくりじっくり教え込み、どこぞの卑猥な本に書かれているような猥語を言って貰うなど。

 ……。

「お買い上げありがとうございましたー」

 悩んだ時間は短かった。