コーヒーの話

 

**やりすぎ

 

「ユーリ、砂糖いくついれるの?」
「これで最後……のつもり」

 ザラザラとコーヒーに沈んでいく砂糖の量にフレンは思わず目をそらした。

「なんだよ」

 空になったスティック状の砂糖袋は四本……いや、今一本増えたから五本だ。

「……それにミルクも足すんだよね」
「当たり前だ」

 と、今度はミルクシロップを手にとり注いでいく。

「んー、こんなもんでいいかな?」

 一個二個と素早く開けてカップの中をかき混ぜる。
 スプーンが動くたびにザリザリと音が聞こえ、フレンはなんだか申し訳なくなった。

「ユーリ、いっそのことコーヒーじゃなくて単にお茶とか、紅茶を頼めば良かったんじゃないのかい?」

 それは既にコーヒーでも、カフェオレなんてかわいいものでもないという言葉を飲み込んでフレンが言えば、

「コーヒー独特の苦味を楽しみたいんだよ」

 なんだか物凄く真意を疑いたくなる返答にため息をついた。
 そんなフレンを知ってか知らずかユーリは一口飲み込んだ。

「うん、うまい(あまい)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーヒーの苦味は好きだけど これくらい甘くないと飲めませんよね←