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なんとなく重ねた手。
それが握られてしまい、離せなくなった。
手汗がじっとりとして気持ち悪い筈なのに気持ちよくて、自分が気色悪いって思ってたら軽く手を引かれた。
なんだと思い、デュークを見ればじっとこっちを見てるだけでなにも言わない。
けど、なんとなく思い当たって目を閉じた。
そのまま待つことほんの数秒。
すっかり慣れた唇の触れ合う感触。
誘われるまま、自分からも押し付けて吸って吸われて、口付けが続いた。
なんとなく背中に腕を回せば回し返されて、より絡む身体が熱い。
「……アンタ、意外と誘うの上手いよな」
まったくそんな予定は無かった筈なのに、そんな気分にさせられて悔し紛れに言った台詞は否定された。
「誘われたのは私の方だ」