付き合ってる二人


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 ぐっしょりと濡れた髪。
 タオルで拭いていないのか、ぱたぱたと落ちる雫が途切れること無く道を作る。

「デューク」
「……」
「乾かして」

 言いながら差し出されたドライヤーに、デュークは嘆息した。

「ユーリ、せめてタオルで少し水気を取ってから来い」
「今から?めんどうだな……じゃあ」
「次からでいい」

 乾かさなくてもいいと続きそうな台詞を遮り、デュークは再び溜め息吐くと、手招きしてユーリを自分の元へ呼び寄せた。
 手渡されたドライヤーで濡れた髪に風を当てる。
 ぱたぱたと毛先から雫が落ちてはユーリの肩と背中を濡らしていくのを見て失敗したなとデュークは溢した。

「やはりタオルは必要だったかな……」
「いーよ。オレは気にしないし」
「風邪を引いたらどうする」
「デュークに看病してもらう」
「そういう話ではない」

 むっとしたデュークに、ユーリはケラケラと楽しそうに笑った。