ちょいえっちいかんじ


そんなエロくないよ!



オケですか?















**突き飛ばされた川から滝壺に落ちるが如く




 唐突。
 いつも唐突。
 唐突に始まり、流される。

「う……っく」

 首もとをぬめった舌が這い、吸い付く。
 唾液に濡れた首筋を何度も舌がねっとりと這い撫でたと思ったら、舌先で擽るようになぞる。
 左肩にやわく歯を立てられ、唇で食まれ、ちゅぅっと吸られてはまた舌が這う。
 鼻先で上着を押し退けられては舐めるの繰返し。
 着崩れた服を直す余裕なんて無くて、ひたすらに甘い刺激に堪える。
 左側の首から肩は唾液で濡れて、舌の触れていないところがすーすーして冷たいのに身体が熱い、矛盾。

「感度、良くなったな」
「……っせ、」

 息までも熱い。

「アンタ……、いっつも、唐突すぎ」

 ついさっきまで普通に、他愛ない雑談をしていただけなのに、ふと顔が近付いて――これだ。
 いったいどのタイミンゲで何に欲情したのやら。

「嫌じゃ、ないだろう?」
「っ……ふ……、んぅっ」

 濡れた唇が肩から下に、胸元へ移動していくのとは逆に、乾いた指が右脇腹から撫で上げる。
 ぞくりと腰の奥からきた震えに、――揺れる。

「口で答えて欲しいな」

 舌と手が、左右の突起だけを無視して上半身を這い回る。
 触れ合うギリギリまで近付いては、ゆっくりと円を描き離れて、またにじり寄る。

「ぁ、う……っ、っ、じっ…焦らすなよ……っ」
「可愛い気がない」

 先を促しても一蹴されて終わり。
 執拗な愛撫が続く。

「まだ、私は大丈夫だからな。幾らでも意地を張るといい」

 フフンと鼻で笑うお前こそ可愛い気がない。
 勿論それを声に出すことはできず、ようやっと望んだ刺激を与えられた頃にはすっかりオレは出来上がっていた。
 薄れた理性の中、弾けそうな欲が更に強い刺激を求め、流されるまま口から出した言葉はお気に召したのか、残った理性も吹っ飛ぶ激流に呑まれた。