嫉妬心の強いデュク
そんな彼が大好きユリ
と親友
で親友視点
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「デュークがな、言うわけよ」
「うん」
「もうお前と会うな喋るなって」
「じゃあ手紙でも書こうか」
「オレは書かないぞ」
「うーん、なにかいい手はないかなぁ……っていうか、会うなって言われてるのに来ちゃったの?」
「そんなの聞けるわけねぇじゃん。報告とかあるんだし」
「報告って言ったって君の場合それこそ手紙で二行分も無いじゃないか。今もノロケばかり聞かされてたし」
「それだけ世の中平和って事だ」
「だいたい、君の場合それだけじゃないでしょ」
「当たり前だ。こうしてるとな、」
「ユーリ」
「ほら来た」
「はいはい。良かったね」
「じゃあな。また来る」
「あまり僕に迷惑掛けないでよね」
「大丈夫大丈夫」
「お仕置きされても僕のせいにしないでよね」
「大丈夫だって。全面的にアイツが悪いわけだし、それに…」
「それに?」
「それこそ望むところだ」
ニヤリと笑った親友はひらりと窓から飛び降りた。
下にいた彼の恋人はそれを軽く受け止め腕に抱いたけれど、既に意趣返しは始まっているらしい。
抱き方について親友がぎゃんぎゃん喚くのが上にまで聞こえた。
仲が宜しいことで。
クールな彼をああも感情的にさせるデュークは凄いなと感心しながらユーリの武運を祈る。
煮るなり焼くなり好きにしてください、ユーリを。
自分にまであの、意外に独占欲が強い彼の恋人の火が飛んでこないことを、ユーリとは対照的にあくまで静かに小さくなっていく背中を見ながら思った。