**別れ話の前にでも

 

 

「つまらない話なんだけどね」

 そういってフレンが語り始めたのは本当にくだらない話で、最初の方こそ真面目に聞いていたが、だんだんと眠気に誘われたユーリが根を上げた。

「で、何が言いたいわけ?」
「要するに……」

 フレンは一言区切ると穏やかに微笑んだ。

「まだ、君と話していたいんだ」

 口を開けて呆けたユーリに、フレンはいっそう笑みを深くした。