付き合ってる二人
珍しくユーリからアクション
**戯れる
「珍しいな」
正直な話、読書の邪魔をされるのは嬉しくないが、背中に張り付き腕を回してくるユーリの珍しい行動は嬉しかった。
きゅぅと腕を胴に軽く締め付けられても、邪魔だと思うより先に悦びが湧く。「オレだって、そういう気になることはあるんだよ」
「そうか」成程と一つ頷いて、首を後ろに回した。
「私もその気になったのだが、勿論相手してくれるのだろうな」
「アンタがその頭が痛くなりそうな味気無いやつ手放せばな」
風が吹く度、机の上でページの捲られる乾いた音が暫くの間鳴り続けた。