付き合ってる二人



**今はただ幸せそうに弛む顔を見ていよう



 ――かぷり。
 唇を使って服の上からユーリは甘噛んだ。
 あぐあぐと顎を動かして、デュークの肩をはむ。

「……くすぐったい」
「嫌か?」

 最近、ユーリはこの甘噛みがお気に入りらしい。
 本当に残念そうにユーリはデュークを窺った。

「そう言われると困るが……」
「ならいいだろ」

 言うとまた大きく口を開けて肩に噛みついた。

「……どちらかといえば、私はされるよりしたい」
「ん……、残念だったな。オレもされるよりしたい派だ」

 楽し気にそう返すと、またもまぐまぐと顎を動かし始める。
 デュークがお返しにと行動を起こすのはもう暫く先の事。