エステルとユーリ

 

 

**日和

 

「エステル……ってまた本読んでんのかよ……」

 両脇に数冊の山を積み、両手で支えられ、現在進行形で読まれている分厚い本になんだか頭痛がしそうだなとユーリは頭を掻いた。

「まっ、いっか」

 そんなに急ぎの用じゃないしなと心の中で呟き、少し離れた位置に寝転んだ。