付き合ってる二人



**ユーリ・ローウェル奮闘記



 ふと気が付くと、デュークが寝ていた。
 いつの間にかソファの肘掛けに頭を置いた状態で横になっている。
 ソロソロと近付くと穏やかな寝息まで聞こえる。
 ――これは、チャンスじゃないか?
 いつもいつも、啼かされてばかりいるのはわりに合わないと言うよりも、男として悔しいものがある。
 今日こそ優位に立てるのではと、迷わずソファに手を着いた。
 足を跨いで、起こさないようそぅっと胸元を剥いで――。

「何をしている」

 随分はっきりと低い声が耳に届いた。

「……寝込みを襲ってみた」

 男らしく、ここは正直に答えた。
 デュークはそうかと単に返すと、いきなりオレの下半身に手を伸ばした。

「ぎゃっ!」
「騎乗位がしたいならそう言え」
「ぶっっ!!!!」

 涼しい顔のデュークから出た予想外の発言に、吹き出したオレに構わずデュークの手は動く。

「ストップストップ!悪かった!冗談っ!冗談だっ!!」

 急いで飛び降りようとしたら、腕を掴まれそれも叶わなくなった。

「潔く諦めろ」





 結果は言うまでもなく、なかされた。