ご近所?現代パラレル
**十年くらい前から
「にいちゃんっ好きだ!」
「そうか」
綺麗で優しくてちょっと意地悪な、いつも一緒に遊んでくれる兄のような存在だったデュークに向かって初めて言ったのは十年くらい前。
「オレ、デュークが……好きだ」
「そうか」
今口にしてるのあの時とは違う、もっと強い意味だったのに、あの時と全く同じ反応を返され本気にされてないと悔しくなった。
「アンタが好きなんだ。昔とは違う。一番、特別なんだ」
「そうか」
重ねて言ったのに、全く変わり無く平淡に返され、勝手だとわかっていてもイラついた。
「っアンタとキスしたり、せっ、セックスしたい、とか。そういう意味で好きなんだぞ」
「そうか」
「他になんか言うこと無いのかよっ!」
男同士だし、歳だって離れてるのに、普通有り得ない対象として見てると告白してるのに、罵倒でもなんでもいいから答えが欲しいのに、言ってくれないデュークにそう言うと、
「なら、するか?」
「……なにを、」
「SEX」
平淡に返された。
初めてを色々と体験した結果、初めて知る自分とデュークに驚きが隠せなかったがしかし幸せだった。
「私も、お前を一番想っている」
つまるところ、十年くらい前から両思いだったらしい。
side D