付き合ってる二人

『今はただ幸せそうに弛む顔を見ていよう』

の続き的な何かかもしれなくもない←








**仕返し




「ぃぎゃあっ!」
「……耳元で叫ぶな」
「あああああんたのせいだろっ!」

 突然。
 本当に突然だった。
 デュークがユーリの首筋に噛みついた。
 文字通り、噛みついた。

「せめて加減しろよ!」

 いくらなんでも今のはすこぶる痛かった。
 涙目になりながら非難すると、デュークは神妙に頷いた。

「よかろう」
「え゛」

 妙な台詞に嫌な予感。
 ちょっと待ったと、距離をおくためデュークの肩を掴んで押し退けようとしたユーリを、デュークは逆に引き寄せた。

「っ!」

 首筋に弱く歯を立て、舌がひたりと首筋に押し付けられる。
 口で覆われたそこを押すように舐めあげられ、ぞくりと身体が震えた。

「っぁ」

 唇で甘噛みながら吸い上げられれば、思わず漏れた声に顔をしかめた。

「この……っなにすんだよ!」
「誘ったのはお前だろう」

 最初のは仕返しだがな。
 平然と返すデュークにユーリは、

「オレはそんなことしてないっ!」

 叫んだものの、二度三度と続く攻撃に敢え無く降服した。